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きもの豆知識№12 「着物の四季のお話し」
2022/01/14 | はいの ニュース
着物の四季は、ご存じのとおり10月から翌年5月までは袷の着物、
6月と9月は単衣の着物、7月8月は夏の着物が基本ですが、
中に着る長襦袢は少しづつずらして着物に合わせるという事を
ご存じない方もおられる様です。つまり、11月から翌年4月までは袷の長襦袢
、5月と10月は単衣の長襦袢、6月から9月は夏の長襦袢が基本となります。
ですので、11月から翌年4月までは袷の着物に袷の長襦袢、5月10月は
袷の着物に単衣の長襦袢、6月9月は単衣の着物に夏の長襦袢、
7月8月は夏の着物に夏の長襦袢となります。むろん、地域や気候によっても
若干異なる場合もあります。また季節先取りといってちょっと早くに
次の季節のものを取り入れ事もあるようです。
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きもの豆知識№11 「足袋(たび)のお話し」
2021/12/06 | はいの ニュース
今日では足袋は防寒という実用目的だけでなく、儀礼的意味も多分に
もっています。礼装に際して、誰しも足袋を履く習慣となっているは、
その表れです。この儀容と実用という相反する足袋の性格は、足袋が
二つの系統から発達してきたことを物語っています。
第一の系統は、奈良時代に制定された礼服(らいふく)や朝服(ちょうふく)
一具の中に含まれてきた襪(しとうず)です。襪(しとうず)は指先の分かれて
いない靴下式で、礼服には錦(にしき)、朝服には白絹(しろぎぬ)が生地と
されていました。この朝服の襪はその後束帯に受け継がれ、白絹の襪は
儀客を整えるための必需品であり、貴人の用いるものとされてきたのです。
これに対して第二の系統は、専ら足の保護や保温を目的として革製の単皮
(たひ)から出発したもので、室内より室外で履くものとして武家や庶民の
間で用いられました。
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