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きもの豆知識№4 「帯のお話し」
2021/04/01 | はいの ニュース
今でも帯と言えば丸帯が筆頭にあげられますが、昭和52年の西陣における帯の
生産量から言えば、丸帯は帯の総生産量のわずか0.05%程度にすぎず、袋帯が
60%を占めているというのが実情です。つまり現代、帯の主体をなしているのは
袋帯と名古屋帯なのですが、この両者とも大正時代に生まれ、昭和に入って普及
した点で共通しています。
<用語解説>
丸帯・・・横幅1尺6寸+縫代の帯生地を半分に折り縫い合せ横幅八寸の帯にしたもの。
よって全通の袋帯の表裏に柄のある形となる帯。
袋帯・・・横幅8寸+縫代の帯生地を柄のある生地と無地の裏地を縫い合わせた二重太鼓
で締める帯。筒状に織った本袋帯というものもある。表全体に柄のある全通と胴にまく
ところに柄が無い六通がある。
名古屋帯・・・一重太鼓で締める帯。