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きもの豆知識№3 振袖のお話し

元来は留袖(とめそで)付詰袖(つけつめそで)に対して、振りのある袖のことを

振袖といったのですが、後に袖丈の長い着物を指す様になり、今日に及んでいます。

振りのある小袖は幼児や少年・少女には古くから用いられていて、室町時代にはそれを

脇明け(わきあけ)の小袖と呼んでいました。

江戸時代初期の振袖は大振袖といっても1尺5寸の袖丈が通例で、六尺袖とも呼ばれて

いました。六尺というのは1尺5寸折返しの片袖3尺、両袖で6尺の用布に由来して

いると言われています。